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活動報告

とぴあ浜松農業協同組合 三ヶ日町農業協同組合 遠州信用金庫
2024.04.01浜松市認定農業者協議会

はままつフードパークで認定農業者が紹介されました!Vol.2

WEBサイト「はままつフードパーク」内にて紹介された、野沢正敏会長のインタビューを全文ご紹介します。

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Q1.農業を行う時、どんな事を思ってやっていますか

A1.これはとても大切な質問ですね。
たちが大切に育てた農産物を買って下さった方や私たちと接した方の心が、温かくなったり、嬉しくなったり、笑顔が出てきたり、幸せな気持ちになって頂ける事を心がけています。

皆さんは、テレビやネット等で嫌な気分になるニュースを良く聞くでしょう?
そう言う悪い事を毎日たり聞いたりすると、自分の心が暗くなってしまうんですよ。

だから、私たちは、お客様や地域の方が嬉しくなったり、楽しくなったり、幸せを感じ
たりプラスの心になって欲しい思って仕事をしています。
みんなが喜んでくれたら、私たちもとても嬉しいし、それが私たちの励みになります。
みなさんは、こういう農家をどう思いますか?

Q2.農業をやっていて、大変な事は何ですか?

A2.
そうですねぇ。近年は昔より雨が多かったり気温が高くなっていて、良い物を作る事が難しくなっています。じゃ、どうするかというと、変わってしまった環境の中でも良い物を作れる様に、作り方を変えて対応します。

 でも、作り方を変えると言っても何が正解なのか分かりませんから、勉強するしかないんですね。勉強しても、それが自分の役に立つかはやってみないと分かりません。

 だから、
勉強して、テストして、結果を見て、また考える。この繰り返しをして、自が納得できる物を見けるまで行います。これをやってる時が大変ですね。
 勉強は、苦しい時に自分を守るためにやるんですよ。
 そうする事で大きな被害を事前に防ぐ事が出来るんですね。

Q3.浜松の農業が栄えるには何が必要だと思いますか? 

A3.そうですねぇ。今、農業を行っている方の平均年齢はとても高く、若い農業者が少ない現状があります。
 ですから、若い方に農業をやって頂ける様にする事は必須ですね。そのためには、幼い時からの継続的な農業体験が必要だと考えています。

 私の事例ですが、地元の小学校と連携して、さつま芋とお米の植え付けと収穫体験を行っています。この体験は生徒がとても喜んでくれます。
 収穫した農産物は生徒に配り、ご家庭で食してもらってます。
 すると、食事で家族の会話が増えて、家庭内の雰囲気がとても良くなったと親御様から感謝を頂く事もあります。

 また、私の地元はミカンの産地で、天下糖一という超高価なブランドミカンを生徒と先生方に毎年食べてもらってます。美味しすぎて毎年感動の嵐を巻き起こしています。
 この時、チョットした私の授業を受けてもらってます。
 「地元には、日本トップクラスの一流なミカンがある事と、それを作る一流人間がいる事」を熱く語ります。
 こう言う事は、実際にやっている人間でなければ言える事ではありませ
んし、地域の誇りとはこう言う所から生まれるのではないでしょうか?
 そうすると、後日感想文が送られてくるのですが、少なからず「将来、ミカンを作りたい」と言ってくれる生徒がいます。

 こうした事から、ただの農業体験ではなく「感動農業体験」が生徒の心に響くものがあるのだと思います。
 お金という目に見える価値も大切ですが、心という目に見えない価値も大切にする事が今求められているのではないでしょうか?

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【はままつフードパーク「名産ラボ」認定農業者ページ】

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